「ヒソカ曇らせ」という新概念
※本誌ネタバレあり
420話ショックがデカすぎる!
今までも、「ヒソカは蜘蛛ではなくクロロ個人を求めていて、『クロロに振り向いてほしい』という欲求がある」という解釈が私の中にはありました。
その上で、クロロに振り向かれなくても一切めげずに猛アタックを続ける化け物メンタルヒソカ……というギャグテイストな妄想を考えてきました。
まさか、公式が「クロロに振られた結果、荒んでギャンブル依存に陥るヒソカ」を出してくるなんて……
蜘蛛の団員からめちゃくちゃ嫌われているのに、素知らぬ顔でアジトに集合していたあのヒソカが!?
好きな子絡みだけ、案外ちゃんと傷つく男だったんですね……可愛いね……!!!!
(>_<。)
そう考えると、ヒソクロってだいぶ……いや、かなり悲恋だ。
クロロと蜘蛛はあまりにも融合しすぎている。クロロのアイデンティティこそが蜘蛛で、ヒソカが求める「個人」など、もはや彼には存在しないのだ。
(以前の記事でも書いたのですが、ヒソカはクロロを高く評価し、「クロロを理解している」と思っている一方で、どこか「自分の理想のクロロ」を見ているきらいがある。)
(クロロはヒソカが思っているような「悪党を束ねる冷徹つよつよボス」などではない。分厚い色眼鏡を外すと、その先には虚ろな何かが佇んでいるのだ。)
クロロはヒソカに興味があった。少なくとも、何の感情も抱いていなかったわけではない。私は、クロロもヒソカのことをちゃんと好きだったのだと信じている。でも、蜘蛛の方が上だった。
ヒソカは蜘蛛を壊すことによってクロロの注目を得られた。振り向いてはくれた。しかし、手に入れたのは愛ではなく、純然たる殺意だった。
蜘蛛を潰したところで、クロロと2人きりになんてなれないよ……!何も残らないんだ……!
無理矢理クロロから蜘蛛を引き剥がせば引き剥がすほど、クロロ自身が擦り減り、消えていく。ヒソカはそのことを理解した上で、蜘蛛の足を奪っているのだろうか?理解していても悲しいし、理解していなくても悲しい。
悲しい!悲しいぞ!
今の原作ヒソクロは、お互いの心を壊し合っている。ヒソカの「壊し合いたい」という欲求が、違う形で叶ってしまっている。
「ヒソカ曇らせ」なんて、今まで考えたこともなかったぞ!
美味しいけれど、普通につらい!
(´-` )
実を言うと、クロロが望まない相手と半ば強制的に結婚させられそうになり、それを余裕ヅラのヒソカが救い出す……という、カリ城じみた内容のオメガバース小説のプロットを練っていました。
でも、このままではクロロが「アイツと結婚する」と言い出した時点でヒソカがどん曇りするのではあるまいか……!?
今、私がすべきことは……クロロから十分な愛情を受け取って、安心して余裕ヅラしているヒソカを描くことなのでは!?
ヒソカ曇らせは公式だけでいい……!!!!
もうね、私の頭ん中のヒソカ、完全に寂しんぼで甘えんぼの大型犬になっちゃったよ。チャッチャッチャッとクロロの後をついてくるゴールデンレトリバー。クロロの脚の間や脇の間に鼻を押し付けて、匂いを嗅ぎつつ甘えているヒソカの幻覚が見える!
クロロを抱いている時に、情緒がめちゃくちゃになって「好き」「ほんとに好き」「大好き」と言葉が幼くなってしまうヒソカも良い……ッ!
そして、クロロは微笑みながら、甘えるヒソカの髪をそっと撫でてやるのだ……!
ビール片手にパチンコを打っているヒソカから、こんな糖度の高い妄想が捻出されることに、私自身も戸惑いを覚えています。
ヒソカ曇らせは公式だけでいい、公式だけでいいんだ……何のために二次創作があると思っているんだ……!
私は幸福なゲイしか描かんぞ……!