攻め厨腐女子、ここに推参!
カワリちゃんが右固定を批判したり、ヒソカがヤリチンや記号化された変態キャラになっている創作にいちいちブチギレる理由が、そこにはあった───
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小説を3作投稿して気づいた。私は、攻め視点でしか小説を書くことができない。4作目5作目の構想も練っているのだが、それらも全てヒソカ視点なのである。
私はその点で一貫性を持ちたいとは特に思っていないので、クロロ視点の小説だって書きたい。しかし、どうにも考えられないのだ。
そこで、お得意の自己分析をした。そして、分かった事がある。
私は攻め厨なのだ……と言うより、恋愛において「追いかける側」「愛する側」の人間に感情移入する腐女子なのだ。
男女問わず追いかける人間の話に強く惹かれる。恋が叶うかどうかではない。誰かを追いかけ、求め続ける人間の姿に弱いのだ。映画『千年女優』で信じられないくらい泣くカワリちゃんです。
恋する人間が好き。恋で認知が滅茶苦茶になっている人間が好き。なので、「追われる側」「愛される側」には興味が薄い。クロロの内面ではなく、ヒソカがクロロをどう見ているか……が重要なのだ。
私の描くクロロは、ヒソカが都合よく解釈したクロロ。「ヒソカのしゅきしゅきフィルターを通したクロロ」だったのだ。
「クロロになってヒソカに溺愛されたい」みたいな欲求を持つ、「潜在夢女子」の腐女子とは畑が違う!だから理解できなくて、今まで強く当たっていたのだ。
(´・ω・`)
私が「追いかける側」に感情移入するのには訳がある。簡単なことである。かつて私も「追いかける側」だったからだ。「追いかける側」の執着心、焦燥感、楽しさを知っているからだ。
小学生の頃の話である。その恋は中途半端に進展し、結局叶わなかった。執着心が強すぎて、未だにその相手が夢に出てくる。助けて欲しい。もうアラサーなのに、12歳から前に進めていない!映画『秒速5センチメートル』が胸に刺さりすぎて痛い!
少し話が逸れました。とにかく、私はヒソカとクロロが結ばれる事より、ヒソカがクロロを追いかけている事に重きを置いている。クロロを追いかけているヒソカが好きだ。クロロを眺めて嬉しそうにしているヒソカを見ていたいのだ。私の目には、ヒソカも『千年女優』の千代子と同じように映っている。
そもそも、ヒソカは自分がクロロを好きだったらそれでいいと思っている節がある。クロロの暗い生い立ちや葛藤などには興味なし。クロロの過去のトラウマを知っても「へ〜、そうなんだ♣」で流す。「今、ボクの目の前にいるクロロが好き♥」なのである。
(そんなヒソカだからこそ、クロロも団長としての立場を忘れて気兼ねなく一緒に居られると思っていたら……私が嬉しい。)
ヒソカは「ボクはキミの事が好きだから、キミもボクを好きになって♥」なんて間違っても言わない。「ボクはクロロが好き♥」【完】である。クロロが振り向いてくれたら「嬉しい♥」と喜ぶけれど、振り向いてくれなくてもそれはそれとしてもどかしさを楽しんでいそう。マスべも全然嫌いじゃないし。
相手を所有したいというより、一方的に好きでいたいタイプなんですよね。良く言えば、余裕のある男の恋。かっこいい。悪く言えば、マゾい。
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私はクロロを描いているようで、その実「恋をしているヒソカ」を描いていたのだ。それが分かった途端、雲が晴れたような気分になりました。創作の解像度がもう一段階上がった気がする。カワリちゃんの次回作に乞うご期待!